メールマガジン

株式会社博報堂ダイレクトが発行するメールマガジン「博報堂ダイレクト通信」のバックナンバーを掲載しています。
ご購読を希望の方は件名に「メルマガ配信希望」とご記入の上、info@hakuhodo-direct.co.jp宛てにご連絡ください。

配送料アップにどう向き合う!?
博報堂ダイレクト通信 2017年10月号

■---2017.10.31---------------------------
博報堂ダイレクト通信 10月号
配送料アップにどう向き合う!?
--------------------------------------------

こんにちは。博報堂ダイレクトの秦です。

今年も残すところあと2ヶ月となりました。
年末年始に向け、通販事業のインフラである宅配業界の動向について
改めて注目が集まっているように感じます。

そこで今回は、「配送料アップにどう向き合う!?」と題して
各社の動きや、今後考えるべきトピックスについて
いくつかお話させていただければと思います。

ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

執行役員
秦 孝秀

―――INDEX――――――――――――――――――――――――――
1)【今月のコラム】配送料アップにどう向き合う!?
2)【知っておきたい!TOPIC】 宅配大手3社と総合通販各社の動き
――――――――――――――――――――――――――――――――

■■1)今月のコラム――――――――――――――――――――――

ネット通販が便利になりすぎて、
本や洋服だけでなく、日用雑貨や生鮮食品まで
ネット通販に頼ってしまう今日この頃・・・。

でも、よくよく考えると、ネット通販の便利さというものは
実は、宅配業者の高いサービスレベルによって支えられています。

世の中全体として、配送の需要が増加し続ける一方、
高いサービスレベルを維持し続けてきたことにより、
現場の作業量はパンクし、そこで働く人々の労働問題は深刻化しています。

そういう意味では、当然の結果ともいえる、近年の配送料値上げの動き。
日本の約半分の宅配シェアを持つヤマト運輸は
10月1日より、一般向けの宅急便を平均15%値上げしました。

この値上げに対し、大手総合通販各社はそれぞれの対応を発表しています。
基本的には、自社努力半分とユーザー負担半分での対応が多いようです。
(詳しくは、後述のトピックスをご参照ください)

さらに、この配送料の値上げの影響をダイレクトに受けてしまうのは
定期回収モデルの単品通販各社ではないでしょうか?

過去、消費税が8%に上がった際は、実質的な値上げにより、
定期顧客の離脱が少なからず発生している企業もありました。
そのことを知っている単品通販各社は、いままさに
配送料の改定や、その告知方法等を慎重に検討しているところです。

今回の配送料の値上げは、事業全体の見直しが必要になってくるレベルの問題です。
単品通販各社の本格的な対応は、来年の3月以降になってくるかと思われますが
この値上げに対し、具体的にどんな対応策が考えられるかをまとめてみました。

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
 企業努力による対応策 
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛

◆商品パッケージの見直し
 瓶で送っていたものをパウチやプラスチックケースにするなど、
 パッケージ重量を軽くする。サイズダウンをして配送コストを下げる。

◆お客様への配送サイクル変更の提案
 2か月・3か月分の商品を「まとめてのお届け」を推奨することで
 配送回数そのものを減らし、コストダウンにつなげる。

◆配送手段の変更
 ネコポスやメール便など、配送料がより安くなる手段への変更を検討。
 ただし、これらの配送手段は荷物が小さい分、同梱物の量も制限されるため
 同梱物によって維持している継続率とのバランスもあわせて検討する必要あり。

◆コミュニケーション手段の見直し
 これまで同梱物やDM・ハガキが担ってきたコミュニケーションを
 メールやWEBに代替・移行できないかといったことも、
 今後積極的に検討していく必要あり。

ただし、企業努力にも限界はあります。
その際には、お客様の力をお借りして対応することも考えられます。
大手総合通販各社の例も踏まえ、テーマごとに考えてみましょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓  お客様に協力いただく対応策  ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛

◆受け取り方法の変更
 宅配会社の店頭での受け取り、コンビニ受け取り、宅配ロッカーの利用。
 例)三越伊勢丹のネット通販で買って、セブンイレブンで受け取る など。

◆配送料をお客様が決める
 「ZOZOTOWN」は、購入金額に関係なく0円から3000円の範囲で
 ユーザーが配送料を自由に設定できるサービスを開始。
 試験的に実施した結果、有料を選択する人も一定数いるという結果に。

◆指定日配達に幅をもたせる
 「ロコンド」は新たに1日後から3日後までに発送する「急ぎません便」を導入。
 最速で配送する場合に比べ配送料を200円安く設定し、サービス開始以降
 全体の約2割前後お客様が選択し、好評を得ている。

◆配送料を値上げする
 配送料の値上げをする場合は、お客さまに丁寧な告知・説明が必要。
 また、結果として、値上げをしない場合においても、
 「本来配送料がかかるところを、何とか企業努力で負担させていただいている」
 というメッセージをきちんと形にして伝えていくことも重要。

水にお金を払うことが、昔に比べて当たり前になったように、
ネット通販の配送料も、適正価格によるサービス提供が当たり前となり、
いち早く通販会社、宅配会社、ユーザー、3者にとって
Win Win Winな社会となることを目指していきたいものです。

配送料の値上げの問題につきましては
来春、改めて取り上げることができればと思っています。

--------------------------------------------------
▼お問い合わせはこちらから
http://www.hakuhodo-direct.co.jp/inquiry/
--------------------------------------------------

■■2)知っておきたいTOPIC――――――――――――――――――――――――――

-------------------------------
宅配大手3社の動き
-------------------------------
ヤマト運輸    2017年10月1日より 140~180円 値上げ
佐川急便        2017年11月21日より 60~230円 値上げ
日本郵便(ゆうパック)  2018年3月1日より 110~230円 値上げ

-------------------------------
総合通販各社の動き
-------------------------------
■「ZOZOTOWN」/ (株)スタートトゥデイ
⇒10月1日から「送料自由」という新サービスを開始。
 購入総額に関係なく「0円~3000円」の範囲でユーザーが自由に配送料を設定。
⇒11月1日からは購入総額に関係なく送料を「一律200円」に変更。

■「ベルメゾン」「ベルメゾンマンスリークラブ」/ (株)千趣会
⇒11月1日から配送料値上げ。
「ベルメゾン」は購入金額5000円未満の場合の配送料を350円から490円に変更。
また、「ベルメゾンマンスリークラブ」は、購入金額2160円未満の場合の配送料を
250円から350円に変更(いずれも税込)。

■「ニッセン」/ (株)ニッセン
⇒他社に先駆けて、2017年5月末に、配送料の値上げを実施。
 購入商品の配送料を通常料金390円から490円(いずれも税別)に変更。
 ECサイトからの注文で5000円(税別)以上購入した場合のみ、配送料無料。

■「ベルーナ」/(株)ベルーナ
⇒10月1日から配送料値上げ。
 配送料を390円から490円(いずれも税別)に変更。
ただし、購入総額が5000円以上(税別)で配送料無料。

■「locondo.jp」/ (株)ロコンド
⇒9月から配送サービスプランを見直し。
 5400円以上(税込)の購入で実施していた配送料無料サービスを廃止。
代わりに配送料金と同額のポイントバックを実施。
 一方で、翌日お届け便で配送料を486円から390円(いずれも税込)に
引き下げたほか、「急ぎません。割引」「日時指定割引」の利用で100円が
割り引かれるサービスを開始。

■「LOHACO」/アスクル(株)
⇒10月2日から一部飲料品の配送に特別配送料を設定。
 これまで、1900円未満の購入で配送料350円(いずれも税込)、
1900円以上の購入で配送料無料としていたが、今回新たに
「他の商品と同梱できないケース商品」について1ケース350円の配送料を設定。

□ほか、現時点では配送料を据え置いている企業 (2017年10月現在)
⇒「yodobashi.com」/ (株)ヨドバシカメラ、
 「omni7」/ セブン&アイ・ホールディングス、
 「爽快ドラッグ」「ケンコーコム」/ Rakuten Direct(株) など

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は2017年11月下旬配信予定です。

▼▼ 博報堂ダイレクト お問い合わせ先 ▼▼───────────
お問い合わせメールはこちら(info@hakuhodo-direct.co.jp
何かご不明点・ご要望などございましたら上記連絡先までお願い致します。
──────────────────────────────
※メール配信解除希望の方は、受信されたアドレスより件名もしくは本文に「配信停止希望」の旨を記載し本メールにそのまま返信する形でメールをお送りください。
※既に配信停止をご連絡いただいた場合でも、ご連絡いただくタイミングにより、メールが届く場合がございます。予めご了承ください。
※受信アドレスと別のアドレスでメールを送信すると停止できません。その際は、停止すべき受信アドレスの明記をお願いいたします。

──────────────────────────────
株式会社博報堂ダイレクト
東京都港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー
▼HP
http://www.hakuhodo-direct.co.jp/

お電話からのお問い合わせはこちら
03-6441-8784
平日10:00〜17:00
Webからのお問い合わせはこちら
お問い合わせ
TOP